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2015
パワーハラスメントによる精神疾患で退職を余儀なくされたにもかかわらず、元勤務先の会社に約1200万円の損害賠償請求訴訟を起こされたのは不当として、北海道に住む男性(26)が11日、元勤務先に慰謝料約330万円の支払いを求めて横浜地裁に反訴した。
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反訴状などによると、男性は平成26年4月、神奈川県内のソフトウエア会社に入社。だが、社員の前で幹部に罵倒されたり、飲酒した後に車の運転を迫られたりするなどのパワハラを受けたことで体調が悪化。
不安抑鬱状態と診断された。
男性は翌年1月に同社を正式に退職。療養を経て別会社で勤務を始めたが、今年5月に「詐病を主張し、一方的に退職されたことで損害を被った」などとして、元勤務先から約1200万円の損害賠償請求訴訟を起こされたという。
男性は精神疾患が悪化して再就職先も辞めざるを得ず、現在、自宅療養中という。
厚生労働省で11日、記者会見した男性は「請求された額は当時の年収の4、5倍。
医師の診断書もあり、何も悪いことをしていないのに(提訴されたことで)母の体調も悪化し、家族も壊された」と訴えた。
ソフトウエア会社は「事実が確認できておらず、現時点でコメントはできない」としている。
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2015年11月11日 産経ニュースより
掲載元:http://www.sankei.com/affairs/news/151111/afr1511110019-n1.html
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